2007/10/12 (金) 20:30:12        [qwerty]
9日夜8時、妊娠3か月の王さんがバスに乗ってきた。 
まだ3か月とはいえ一目で妊婦とわかる大きなお腹だったが、車内の乗客は誰も知らんぷり。 
悪路で激しく揺れる車内で、王さんの身体は危なげにふらふらと揺れた。 
たまりかねた王さんの連れが後部座席に座る男性に「席を譲ってもらえないか」と尋ねた。 

「いやだ」と男性は即答。 
自分は今年61歳、あと30分以上もバスに揺られなければならないのに 
立ちっぱなしはとても耐えられないと大声で話した。 
そして前部座席に座っている男性をすっと指さし、 
「あいつのところに座らせてもらえ。あいつのほうが若い」と言い放った。 
驚いたのは急に話を振られた男性。 
泡を食って「なんだって?!見た感じ、あんたの方が皺も少ないし、肌もはりがあるじゃないか」 
と懸命の反論。 

「皺の数で年齢がわかるか。よーし、身分証を見せ合おうじゃないか」 
と後部座席の男性が答え、ここに不思議な対決が成立した。 
最初は知らんぷりを決め込んでいた他の乗客もこの不思議な勝負に興味津々。 
2人の男性の周りに野次馬として集まった。