2007/11/02 (金) 01:14:20        [qwerty]
日本株からジリジリと資金が逃げているのは、毎日のマーケットを見ていれば
分かりますが、象徴的な話を一つ。ヘッジファンドの業界誌に AsiaHedgeというのが
あるのですが、今月号の特集記事によると、新設ファンドの日本株への資金の流れは
微々たるものに陥っていることが残酷なほど明らかに出ています。

株式関係を抜き出してみましょう。
いずれも数字は HedgeFund Intelligence(AsiaHedge誌の発行元)調べです。

ファンドタイプ	新設件数	6月末残高
Global Equity	49	4006
US Equity	28	3184
European Equity	46	2503
Emerging Equity	26	2572
Asia ex-Japan	24	2402
Asia inc-Japan	10	898
Japanese Equity	13	187
(単位:件、百万ドル)

● これを見ると、何となくどよよぉぉぉん~~としてきませんか?(^^;
特にAsia ex-Japanがこれだけの資金を集めているのに、日本株が混じると
ガタンと人気が落ちてしまっているのが分かります。また、日本株だけに限定すると、
桁が一つ少ない印象。色々と理由が考えられるのでしょうが、何よりも
日本株の期待リターンが低過ぎるというか、要は「儲からない」マーケットとして
認知されてしまった、という感じです。