秋葉原も閑散を極めた 肌の露出が全体の30%以内と定められ、スカートの中を完全に埋められた フィギュアに未練を抱く者はいなかった 町を彩っていた美少女の絵はどこにも見られない 店舗はシャッターの一部を小さく開け そこから出入りするしかなかった 入り口の両脇には警官(表向きは青少年補導と防犯の為) だがその冷たい視線と恐怖を潜り抜けても もはや店内には彼らの求める物などない