> > (´ー｀)ノ
> まかせた！ヽ(´ー｀)ノ
> 昨日の夜、見慣れない車がアパートの駐車場に止まってたんだ
> そのまま通り過ぎようとしたら突然ﾀｲﾔの音を立てて急発進して出て行った
> 危ねえなあと思いながらその車が止まってたあたりをふと見たら
> 街灯の光が届かないその場所に何かｸｼｬｯとした塊が落ちてた
> それ自体の色なのか暗闇のせいで黒いのかわからないけど
> なんとなく赤いものが混じっているようにも見える
> 俺はすぐに思い出したね
> 近頃この駐車場で見かけるようになった黒い子猫のことを
> しかも、気のせいかもしれないがその塊がわずかに動いたような気がして
> 俺は不吉な結果を想像しながら恐る恐る近づいてみたんだ
> すると･･･俺はため息を吐くしかなかったよ
> そいつは子猫だったものの成れの果てなんかじゃなくて
> ｸｼｬｸｼｬになっただけの新聞紙だった
> やれやれまったく･･･と安堵したそのとき
> 動いた
> 気のせいじゃなく、新聞紙が
> その新聞紙には、赤い赤い染みが、点々と、じわじわと広がっていて
> 俺は今度こそ震える指で新聞紙の端をつまみ
> 恐る恐るそれをめくり上げると

気がつくと俺は横たわっていた
辺りは真っ暗で助けを呼ぼうにも体が動かない
すると近くで車が発進する音がした
俺は必死になって体をゆする
しかし無常にも車は行ってしまった

参考：2007/11/12(月)22時17分19秒