ハンバル派の法学者イブン・ジャウズィー(1200年没)は 「美しい少年あるいは若者を見て欲望を抱いたことがないと 主張する者は虚偽をいう者である。彼を信じうるとするならば、 それは彼が獣であり、人間ではない場合である」と言ったとされる 同様に、法学者のスフヤーン・アッサウリー(783年ころ没)は 性的誘惑に関して「すべての女性が一匹の悪魔を連れるとするならば、 美少年は17匹を連れている」という。 こうして、イスラームにおける少年への愛は、破滅への途という キリスト教における理解とは対照的に、抑制さえされていれば 天国への途ともなるものとなるのである。