2007/12/19 (水) 07:10:11 ◆ ▼ ◇ [qwerty] ≪迷惑行為≫
馬込容疑者は両親と妹、弟の5人家族。地元中高校を卒業後、県外の大学に進学したが中退。
就職した電気会社もすぐに退社した後、地元の病院で看護師見習いをしていた。
しかし、6~7年前に病院も辞める。知人は「このころから少しおかしくなった」と振り返る。
自宅の離れにこもりがちになるなど、人を寄せ付けない雰囲気に。自殺した教会で生後間もなく
洗礼を受けたが、最近はめったに姿を見せなくなったという。
大音量で音楽をかけるなど迷惑行為も目立つようになる。
近所の人は「4、5年前、深夜2時ごろに自宅の呼び鈴を鳴らされた。玄関に出ると
『トイレを貸してほしい』と言われた。同じことが2度ほど続いた」。
散弾銃などを購入後、射撃団体に入ってクレー射撃にのめり込んだ。近くの主婦(43)は
「散弾銃を持ち歩いていて怖かった」と話す。
≪「親友だ」≫
殺された藤本さんは馬込容疑者と小中高時代の同級生。頻繁に馬込容疑者と自宅で食事をする仲で、
犯行前日も藤本さん宅で昼食を共にするなど“親友”の間柄だった。
佐世保署の調べや関係者によると、馬込容疑者は事件当日、スポーツクラブに友人男性3人を呼び出した。
藤本さんもその一人で「一日体験があるから来てみないか」と誘われたという。
藤本さんの弟(34)によると、馬込容疑者は食事のほか、一緒に釣りに出かけたりした。弟は
「社会人になってから親しさが増したようだ。兄は馬込容疑者のことを『いいやつだ』『親友だ』と言っていたのに…」とうなだれていた。
≪終始無言≫
倉本さんと馬込容疑者の直接の接点は不明だが、スポーツクラブ会員だったことや共通の知人がいた
との情報もあり、顔見知りだった可能性はある。ただ、馬込容疑者が2人を探し回るよう行動していた
実態が、15日のクラブ側の会見で徐々に明らかになった。
クラブ側の説明によると、藤本さんらを誘い出した馬込容疑者は、約束した午後6時半には現れなかった。
誘われた1人が電話すると、馬込容疑者は「ギャラリーで待ってて」とこたえ、藤本さんの携帯電話にも
同内容のメールを送っていた。
だが、間もなく現れた馬込容疑者は、迷彩服姿。終始無言で、手で人を払うしぐさをしながら
プールサイドを1周。その後、コーチ控室に2発発砲し窓ガラスが粉々に砕けると、歓声は悲鳴へと変わった。
その後、フロント奥にいた藤本さんの姿をガラス戸越しに確認したのか、プールサイドから通路に出て
フロントに向かい2、3発連射。藤本さんが倒れた。さらに、子供たちを連れて事務室に逃げ込んだ
倉本さんを見つけると、後を追って事務室内で発砲、倉本さんらは倒れ、部屋は血に染まったという。