2008/01/13 (日) 08:04:52        [qwerty]
最後に仮面ライダー電王のペドコハナちゃん萌え(;´Д`)車でコハナちゃんと一緒にドライブしていたら道に迷ちゃったようで
結果ワケわかんない古ぼけた屋敷に閉じ込められるような形になったあげく紆余曲折あって地下の通路に入ったんだけど
この通路見かけとは違いかなり頑丈なようで何十年も外気に曝されているわりには致命的な欠損も見あたらなくて
時折吹いてくる強風以外は特にこれといった障害もなくスルスルと進んで行き風の進入口が近くなってきたらしく
徐々に風に運ばれたのか様々な葉とか小石なんかが目立つようになってきて俺とコハナちゃんの壮大な旅路も終焉に
近づいていることを実感させてくれてこれまでの俺とコハナちゃんが一緒に培ってきた数々の思い出が浮かんでは消え
これを機会に二人の親密度も一気に縮まってしまったりして多分俺の予想だと再来週の頭には雪が降りしきる公園の中
俺とコハナちゃんは黙って見つめあいコハナちゃんの白い吐息が空気に混ざって消えた瞬間二人は熱い口付けを交わし
お互いの存在の大きさを知覚し言葉もなく気持ちを確かめ合いそんな二人の姿を空から舞い落ちるサイレント・スノーだけが
祝福してくれるといったようなカンジになると思うんだけどまぁ雪は降るかどうか知らんけどね
せまくなってきた通路を中腰姿勢でひた進むこと約3分俺の前にいたコハナちゃんが出口を抜けたようで俺もすぐさま
続いたんだけれどもいやぁ何といいますか山の天気は変わりやすいとは良く言ったもので光一つ無い闇夜から
ヒラヒラと雪が降っているではありませんかさっきまで雨だったってのにそういえば通路の出口に差し掛かったあたりから
妙に空気が冷たいなぁとは感じてはいたんだよね俺が小学生の時母ちゃんに起きなさいって怒鳴られてでも眠いから
起きたくないと俺の意識が瞼に要塞築いて抵抗するもそれを打ち砕く魔法の言葉「外雪積もってるよ」飛び起きて
窓開けたときの室内と外気の温度差それと同じような感覚をまさかこの歳で体験することになるとはなぁ
さぞコハナちゃんも雪を見て大喜びしているだろうと思って振り返ってみると全然雪には興味がないようで辺りを懐中電灯
で照らし現場を確認している真っ最中で考えてみれば確かにここは何処なのだろう?周りには木片の残骸と生い茂った
雑草そしてコンクリートだろうか破片が散乱しており辛うじて建物だと分かる程度の朽ち果てた成れの果て……としか
言いようが無い場所で屋根なんか当然なく木造の壁が僅かに残っているもののほぼ外と言ってもいいかもしれない
山頂の廃墟も古かったけどこちらはもっと古く50年は確実に経っているだろうコハナちゃんは木々を掻き分けこの場所
の探索を懸命に行っていたけど手がかりになるような物は何一つ発見できず風も強くなってきたので撤収する事となり
結局車の中で一晩明かす事になったんだけどコハナちゃんはあそこまで不思議な建物だったのにって最後までその結末に
ブーブー文句を垂れていたけれどもきっと今夜コハナちゃんが見る夢の中ではあの屋敷と地下通路そして謎の廃墟の謎に
挑み見事解決する名探偵コハナちゃんがいて現実じゃあとてもありえないくらい素敵な物語が展開されているんだろうなぁ
コハナちゃんの楽しそうな寝顔を見ながら俺はそう確信したよ
そして夜も明け翌日早朝幸いにも雪は積もっておらず見事に晴れたので残り少ないガソリンと睨めっこしつつ下山した
わけなんだけど意外にもすぐアスファルトで舗装された道路にたどり着くことが出来て無事帰路に着く事ができて一件落着
となったわけででもコハナちゃんはまだ昨夜の廃墟の一件に納得していないらしく語りはしなかったけどコハナちゃんなりに
想像の翼を広げ様々な空想を想い描いているようで車の中でボーッと外を眺めつつけていて……うん真実なんて知らない
ほうがいいに決まっているだって俺はあの通路を出て残骸となった廃墟を見た瞬間気付いてしまったんだもの全てをね
あれは戦時中米軍の爆撃から強制疎開した子供たちの学校跡で通路は防空壕山頂の屋敷は戦後建てられたか改築したかで
元々防空壕の出入り口として作られていただけだけであって特に深い意味は無いだろうし戦後は物置程度の感覚で
使われてんじゃないかねでもそんな味も素っ気も無い現実はコハナちゃんには似合わないよ夢見る乙女なコハナちゃんが
俺は好きなんだバックミラーでコハナちゃんを確認しながら高速に入りしばらくするとやっぱり疲れていたのかコハナちゃんは
俺のコートを掛け布団代わりにして眠り始めちゃっててPAに入っても起きる様子が無いのでコハナちゃんの分の朝食を買って
可愛い寝顔を見ながら起きるのを待っていたらコハナちゃんの鼻に買ってきた朝食の匂いが入ったのか口からよだれが
垂れ始めて掛け布団の役割を果たしていた俺のコートの襟の部分に見事に垂れ渡ってしまいこれははっきり言って
緊急事態と言わざるを得ず俺のコートの分際でコハナちゃんの神聖なるヨダレを頂戴するとは主君たる俺への背徳行為以外の
何者でもなく制裁の必要があるので帰宅次第コハナちゃんのヨダレが付着した箇所を徹底的に嗅ぎ完全に匂いを記憶した後
紙を食べる山羊のようにモシャモシャとヨダレ部分をハムハムカミカミして俺の唾液を擦り付けコハナちゃんのよだれをコートから没収したい,