昔は羽織を投げていました。布団を投げるのはその名残です。 例えば金星をとるなど、活躍した力士がいたとします。その力士が花道を引き上げ る時に羽織を投げます。投げられた力士は、その羽織を拾って帰ります。羽織には 持ち主の屋号などが書かれていますので、後日それを頼りに力士は羽織を持ち主の 所に返しに行きます。すると羽織と引換えにご祝儀などをもらうことができました。 したがって、その名残である布団を投げる行為は、勝った力士に対する賞賛の意味 があります。 しかしながら、負けた力士に対するブーイングの意味があると誤解している人も少 なくありません。