2008/02/10 (日) 00:10:36 ◆ ▼ ◇ [qwerty]「ここに緑の牧場があると思ってくれ。ぐるりと柵で囲った中にたくさ
んの羊がいる。何も考えずにのうのうと草を食べてはごろごろして、そ
れで結構幸せなやつもいる。俺は本当に羊なのだろうか羊ではないので
はないか羊ではない自分とは何者なのかと不安になって呆然としている
やつもいる。柵の外へちょっと足を出して、また戻ってきては、『俺さ
あ、実は外へ出たことがあるんだぜ』と得意になって吹聴しているやつ
もいる。それを感心して聞いてるやつらもいる。柵の外へ出たまま、ど
こかへ行ってしまったやつもいる。そのたくさんの羊たちの中に、一人
でぽつんと立っているやつがいる。そいつは自分が羊であることを分かっ
ているし、実は恐がりだから柵の外へ出ようとは思わないし、かといっ
て自分が幸せだとも思っていない。ぱっと見るだけなら、そいつは他の
羊とあまり変わらないように見えるだろう。でもよく観察してみると、
そいつはひたすら黙々と、すごく凝った形のうんこをしているのだ。確
かにそれはただのうんこだ。でもひどく凝った形だ。とは言え、やっぱ
りただのうんこだ。そして、その羊が、俺だ」