>  2008/02/12 (火) 00:14:25        [qwerty]
> > 逆になんか差異を作ればそこを起点になんか展開させられるかもしれない(;´Д`)
> そうだね(;´Д`)
> 何かいい所考えよう

石森章太郎の漫画演出法について島本和彦が言ってたのが面白かった

島本和彦が漫画学科に講師として呼ばれたとき生徒に
「喫茶店で男女が二人座ってる、男の方にコーヒーがあって男がコーヒーを飲む」
というのを8Pの漫画にしてみなさいと言った
大抵の生徒は
俯瞰とか喫茶店の全景→男のアップ→女のアップ→コーヒーをスローモーションで飲む
って風に構成したんだが島本和彦曰く石森演出ではコーヒーを飲む場面は描かなくても良い
例えばコーヒーを飲むときどうするか?
例えば「一旦香りを嗅ぐ」とか様々な細かい予備動作がある
直接的じゃなくても何で女の方にコーヒーがないのかを考えて間接的に表現する
フツーこの場合でいう「コーヒーを飲む場面」とか
格闘ものなら技が決まった瞬間名シーンを描きたくなるんだが
石森演出では本来人間が「その行為を行なうとき」するであろう動作を前後を描く
そうするともう蹴りが入った瞬間の描写は要らない
例えば目測で距離を測って「届くか…?」という緊張感とか
蹴りを放つ瞬間に身体が硬直する、放った直後の譚腿の感触
足を戻す瞬間、蹴りが効いてるか目視で確認する
そこを描くという方法を使ってる
そうな

参考:2008/02/11(月)23時56分19秒