http://psychodoc.eek.jp/abare/peepoo/comment4.html#15 わたしの育った秋田県内の小さな農村にも“ヤバい奴が行く(連れて行かれ る)ところ”がありました。いっしゅの忌み言葉のように、わたしたちはそれ を(精神病院、とは呼ばずに)××、と呼んでおりました。××という地域に あったからですが、子供たちの間で××といえばそれは広々とした黄金色の絨 毯のように稲穂が波打つ平和な農村地帯・××ではなく、その片隅にある精神 病院をこそ指す言葉でありました。そしてそこに“ヤバい奴”を連れていく使 者は“黄色い救急車”であることも、常識だったのです。 長じてわたしは北海道の片田舎で精神科医として過ごしておりますが、もち ろんわたしが日常的に仕事として患者さんを迎えるとき彼らが乗ってくるのは 白い救急車なわけで、勤務する病院に黄色い救急車が乗り入れたことはただの 一度もありません。あたりまえか。(秋田県) 秋田の人これがどこか教えて(;´Д`)