図書隊 図書館が「図書館法」(後述)を根拠に良化特務機関に対抗するため設立した 独自の防衛組織。全国10地区に図書隊基地を設置している。国家機関である良 化機関に対するため広域地方行政機関としての性質を持ち、独自の人事、予算 管理を行う。これは「中小都市における公共図書館の運営」(通称「中小レ ポート」)により国立国会図書館以外の全図書館が地方自治体に属し、中央組 織が存在しないためだが、そのために資金面の課題も存在する。 発足当初は警備隊程度の規模だったが「日野の悪夢」を最たる例とする良化機 関の検閲での示威行為のエスカレートなどに伴い、図書隊の防衛力も強化され 抗争は激化している。図書隊としては専守防衛が基本ではあるが実戦経験にお いては警察はおろか自衛隊をもしのぐとさえ言われる。また両者ともに超法規 的解釈により、戦闘でも第三者の生存権、財産権を侵さない限り、たとえ双方 に死傷者が出たとしても司法が介入することはない。