2008/04/18 (金) 23:47:52        [qwerty]
米ノースカロライナ州の大学で、チベットを支持する学生グループと中国政府を支持する
 学生グループとの衝突を回避するため、仲裁にあたった中国人女子学生が、その後、
 インターネット上で「売国奴」と糾弾され、言葉の暴力などの深刻な被害を受けている
 ことがわかった。17日付の米紙ニューヨーク・タイムズが1面で伝えた。

 同紙によると、女子学生は同州のデューク大学に在学中。
 サンフランシスコで聖火リレーが行われた今月9日、学内でチベット支持グループの学生と
 中国政府支持派の学生とが衝突寸前になった際、双方のグループに友人がいたことから
 仲介にあたった。

 チベット支持派の学生に対し、中国政府支持派の学生と対話するのであれば、シャツの
 背中に「自由チベット」と書くことを認めることで、その場を収めた。

 しかし、その翌日には中国人学生向けサイトに女子学生の顔写真や連絡先、中国の実家の
 住所まで掲載され、顔写真の額には「売国奴」と中国語で書かれていた。
 「帰国したらおまえの死体は細切れになるだろう」といった脅迫メールも送られてきた。中国の
 実家にも汚物がまかれ、女子学生の両親は安全のため、別の場所に避難したという。

 女子学生は、同紙に「売国奴が中国に害を与えたいと思う人のことをさすなら、私は
 そうではない」「これからもずっと売国奴といわれるのだろう」と心境を語っている。
 http://sankei.jp.msn.com/world/america/080418/amr0804181742015-n1.htm