2008/05/04 (日) 23:33:18        [qwerty]
ナンキョクオットセイが皇帝ペンギンと交尾しようとしているのが発見された。これを目撃したのは南アフリカに
拠点を置く科学者のチームで、今までに知られている哺乳類の交尾のなかでも最も異常なケースであるとしている。

45分に及んだこの行為は、写真に記録されJournal of Ethology誌に報告された。この奇妙な出来事が起きたのは
亜南極に位置し、オットセイと皇帝ペンギンの両方が生息するマリオン島。

何故オットセイがペンギンと交尾しようとしたかは分かっていないが、交尾を写真に収めた科学者チームの推測によると、
これは欲求不満で経験不足の若い雄オットセイが行ったものだとみられる。

「最初は、オットセイがペンギンを殺そうとしているんだと思いました」と南アフリカ・プレトリア大学哺乳類研究所の
Nico de Bruynさん。de Bruynさんと彼の同僚は、ゾウアザラシの研究のためにマリオン島のTrypot海岸にいたところ、
若くて元気な雄オットセイが性別不明の皇帝ペンギンと交尾しようとしているのを見つけた。

体重100kgほどもあるこのオットセイが、15kgほどしかない皇帝ペンギンの上にのしかかって押さえつけていたという。

ペンギンは羽をパタパタさせて、立ち上がって逃げようとしていたが無駄だった。

オットセイはペンギンにのしかかったまま腰を突き出しては休んでを繰り返し、挿入しようとしたが、結局うまく行かなかった。

45分してオットセイは挿入を諦めて海に入ったが、その後はペンギンを全く無視していたという。(中略)

de Bruynさんらのチームは、このオットセイが若すぎて雌オットセイとねんごろになることができず、性的に興奮したまま
他の相手を探そうとしたのだろうと推測している。(後略)
画像
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