舞い散る桜の幻が見える 一面のピンク、一面の花びら これが雪なのなら、いずれは死ねるだろうか? 眠るがごとく、逝けるのならば どうぞ、花びらのひとひらひとひらを雪に代えて 私を永久に(とわに)眠らせて下さい もう、目覚めたくないのです あなたと、再びめぐり合う約束だった春は、もう、永遠にこないのだから 私が断ち切った 愚かな言の葉の剣で・・・ 貴方は今も現実と言う悪夢の中で生きているのでしょうか? 貴方の楽園になれなかった愚かな私を許してください もう1度、その扉が開く日を夢見て 今はただただ、夢にたゆとうばかり