６月の失業率4.7％、４カ月ぶり上昇 

　総務庁が28日発表した６月の完全失業率（季節調整値）は4.7％で、前月より
0.1ポイント上がった。中小零細企業の倒産が増え自営業者などが大幅に減少した
ことが影響し、４カ月ぶりの上昇となった。ただ完全失業者数（原数値）は２カ月
連続で前年同月を下回った。また労働省が発表した６月の有効求人倍率も前月比
0.03ポイント高い0.59倍に改善した。伊藤庄平労働事務次官は「雇用情勢は依然
厳しいものの、幅広い業種で求人が増えており、改善の動きは広がっている」との
見方を示した。 


http://www.nikkei.co.jp/