2000/08/13 (日) 19:12:06      [mirai]
装置の耐環境評価方法(すごーーーく、詰まらないです。正直、わたしは、だ一嫌いですこの手の
試験。退屈だし。法律や規格に縛られてお役所的だし、書類の山だし。評価設備のとりあいもあっ
たりと・・・・。愚痴ですね愚痴(-_-;)。)
余程、高性能のビデオ装置や、高速LSIの評価試験の方がまだ楽しいです(これも嫌ですが^^;;;
← あれも嫌、これも嫌ってやる気あんの??)。
やる気・・・は、あります。最初の企画や、プロトタイプの装置が動作した時はいままでになかっ
たものが動作する訳でこれは楽しいです。正直。しかし・・・。

でも、どうしてこんなテストをするのか・・・?。そうです、プロトタイプは性能のみを追求し(
誤解なきよう申し述べますが、製品プロトタイプ(LSIなら、CS)レベルでは、当然、以下の
試験を考慮して開発、設計、製造されるわけです。)、安全性等については、次のステップになるか
らですね。(コストもですが)
まずは、物理的、電気的に動作が確認されないと始まらないということです(^x^)。

さて、前置きが長くなりましたがが、耐環境試験について以下、ご参考まで。
申し上げたいことは、これだけのことが、出荷されている製品には、ユーザーの職説的には、見えな
いところで、試験につぐ、試験が行われているということです。
そして、それは、ある程度の見識を持った方でないと、ご自分で分解-再組み立てによって、耐試験
性能が確保されているかどうか確認できないということです。

企業であれば、どんなに、見識のある方が集まっていても、一度、出荷製品に手を僅かでも加えたら
(線一本変更したら)、下の試験は原則的に全て、振り出しに戻してやり直しています。(専門化で
も、見落とす可能性を示唆しています)


もう一点、わたしは、この道の専門化ではないので、間違いもあるかと思いますが、極力気をつけま
した。それでも、専門家からみれば、まだ、「甘い」ということです。

ご自分で、改造を行う際に、<「自己責任」で行ってください>の一言で片付けられないのはこの為
です。
極論。非難をあびるかもしれませんが、子供に自己責任で、世界一周旅行にでていいよ という親は
いないでしょう。それは、責任をとるには、相応の「能力」が必要で、それに欠けていると判断する
からではないでしょうか?自他ともに。

LSIにつていは言及しませんでしたが、オーバークロックブームの昨今、LSIに関しても、一般
の方の(無論、わたしもふくめ)想像を越える、数え切れない試験が行われています。
気軽な、過冷却や、過電圧、高速動作等は、「自己責任」なんだから文句を言われる筋合いはない。
とまで言い切ることはもう少し議論されるべき問題だと考えています。
(余談:冷却、冷却といいますが、冷却すると動作しないことなんて茶飯事です。無論MOSに関し
ては高温試験のほうが、汗を心身ともにかきますが(^^))

たとえ、確率は低くとも、人の生命、財産に関わる可能性問題をきちんと見極めていないからです。
(現在、世界のPC出荷台数は年間1億台といわれます。社会的な問題としてとらえる必要がある
のではないでしょうか。全部改造されるわけではないですが^^;;; 数は増えるでしょう。)

【参考方】
ある装置を、環境に対してどのくらいの耐性をもっているか試験するための方法をご参考までに以
下知っている範囲(それ以上書きようが無い(^x^))簡単にお書きします。(屋内装置)
(しかも、これは、性能確認試験とは性質を異にします。それらは、別に行われるということです)

耐温度・湿度
耐温度・湿度サイクル
耐振動・衝撃
耐落下
耐難燃性

耐絶縁性
アース導通性
耐過電圧入力印加
耐インパルス電圧印加
電磁放射強度
導電性電磁ノイズ強度
物理的開口に対する挿入物と内部高電界との最短距離


一般に、あらゆる装置は(PSUもふくめて)、温度関係であれば、恒温槽といわれる、一定の温度、
湿度を人工的に作り出すことのできる部屋で試験されます。
電磁放射関係であれば、電波の届かないような(要は電波が無い)山奥で試験測定されます。

ここの試験について説明しだすとBBS荒し?になりそうなので、ご興味あれば、ご質問ください、分
る範囲(もしくは調査可能な範囲)でお答えしたいと存知ます。
しかし、だいたい、試験名から、想像はつけていただけると思います。

具体的に今BBSの話題にもでているので、温度に関する試験の一部をお話すると、発熱すると思われ
る個所ものにもよりますが、電源部だったら、10ヶ所程度でしょうか・・・に規定された方法で、定
期的に校正された熱電対とその処理装置を貼り付けてログをとります。必要であれば、赤外線カメラ等
で、発熱部を確認して、思わぬところが発見される場合もあります。

と、まぁ、こういった具合なのですが、ひとつひとつは決して難しいことではありません。まじめな積
み重ねです。(多くの先人の努力と場合によっては犠牲の上に成り立ったものです)

もうひとつだけ、具体的な例でファンの交換ですが、SWレギュレーターでは、100Vは当然ですが、
内部でその数倍に昇圧されており、その電圧に応じて、絶縁破壊(いい加減にいうと雷みたいなもので
電線のないところに、電気がながれて、発火する)が発生しないための距離が決まっています。
ですから、ファンの電線は、適当に配置してあるようでそうではないのです。また、以前も書き込みま
したが電線は、見方を変えれば、導火線です。燃えにくさに対する厳しい規格があります。秋葉で1メ
ータ10円の電線にその保証があるか見極める必要があるのです。
そして、半田付けですが、これが、また、非常に難しいのです。まず、「今」きちんと付けるために、
相当な時間をかけた講習を受ける必要があります。そして、半田付けに使用する、はんだやその温度、
半田の適正量についても、きちんとしたいろいろな規定があります。(NASAのものが有名です)
「今」と書いたのは、経年変化を起こすからです。時間とともに劣化しそれは、その半田付け部分が
置かれる環境(主に温湿度)によって大きくことなってくるのです。

あー、長くなってしまってすみません。でも、人がやることです。間違いは必ずあるでしょう。だから
といって、チャレンジしない理由にはなりません。見方を変えれば、それだけ、楽しみも多いというも
のでしょう。