柔道・篠原戦の食い込み主審に抗議殺到  

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　柔道の篠原信一（旭化成）がダビド・ドイエ（フランス）に敗れたシドニー五輪男子１００
キロ超級決勝のクレイグ・モナガン主審（ニュージーランド）が、日本のファンから大量の抗
議を受けている。中には「食い込ますぞ」という脅迫に近いものもあると、３０日のニュージー
ランド・ヘラルド紙が伝えた。ＡＰ電によるとニュージーランド柔道連盟や同紙にも同様の手
紙や電子メールが届いている。モナガン氏は現在休暇をとり、同国を離れている。
　モナガン氏は２２日の同級決勝で、篠原の仕掛けた内またすかしを「一本」と認めず、逆に
ドイエに「有効」を与えた。

　国際柔道連盟の規則により、審判は自分の判定についてメディアに語ることは許されないが、
ハリー・オルーク同国柔道連盟会長は「判定は完全に公明正大だった」とし、「抗議を寄せた
人たちは、多分柔道をよく知らない、『潔くない敗者』なのだろう」と話している。

(11:23)