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> 2001/07/16 (月) 00:15:39 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 今は、隣の自分の部屋で寝ている。
> > 「加奈は……俺の妹……妹なのに……っ!」
> > そのまま、俺は一階のソファで眠った。
> 加奈は命がけでオナニーするので嫌い
藤堂加奈命懸けオナニー伝説
参考:2001/07/16(月)00時12分53秒
> 2001/07/16 (月) 00:13:42 ◆ ▼ ◇ [mirai]> > 今は、隣の自分の部屋で寝ている。
> > 加奈はまるで起爆剤のようだった。
> > なんとなく家族全体が、加奈のことでピリピリしていた。気遣い、世話をし、ほんのわずかなことで動揺しそうだった。
> > 俺もボロを出すまいと、早々に二階の自室にこもってしまった。
> > 今夜は早く寝てしまうつもりだった。
> > コンコン。
> > 「……入っていい?」
> > 「……ああ」
> > 加奈はパジャマ姿だった。
> > 「どうかしたのか? もう加奈的には就寝時間だろ」
> > 「なんだか眠れなくて……」
> > 「どこか苦しいのか?」
> > 「……(ふるふる)。……そういうのじゃなくて……ちょっと寝付けなくて……」
> > 「まあ、病院とは枕が違うからなあ。加奈には、あっちの方が慣れてるはずだからな」
> > 加奈はこくんとうなずくと、とんでもないことを口走る。
> > 「……一緒に寝て、いい?」
> > 「……何だ、暗いのが怖いのか?」
> > 子供の頃だろうか。加奈は怖がりで、夜、自分の部屋の暗闇が怖いと言っては、よく俺のベッドに潜り込んできた。
> > 加奈がわずかに口をとがらせる。
> > 「そんなんじゃないけど……」
> > 肩を落とす加奈。そんな仕草も、どこか無邪気だ。それでも、加奈との距離を縮めることは避けたかった。俺は……自分に自信が持てない。「……とにかく、もう子供じゃないんだから」
> > 「はぁい……」
> > 加奈は背中を向けて、とぼとぼと歩いていく。俺は内心、ほっと息をついた。
> > 「……電気、消すね」
> > 「ああ……」
> > 音もなく視界が闇に覆われる。
> > 俺は布団の中に身をうずめた。
> > ごそ……。
> > ごそごそ……。
> > 不審な物音と……そして気配。
> > 「……ん?」
> > 誰かが、俺の布団にもぐりこもうとしていた。
> > 「こら……加奈だな!」
> > 「あは……」
> > 悪戯めいた調子で、くすくす笑いはじめる侵入者は……加奈の香りがした。
> > 「駄目だって言っただろう!」
> > 「もう……入っちゃった……」
> > 声は俺の胸のあたりからした。
> > どくん。
> > 心臓の音が加奈に聞こえるはずはないだろうが、瞬間的に身を離した。
> > 「あったかい……」
> > 「加奈!」
> > 「……駄目?」
> > 暗くて見えるはずはないのだが、加奈の視線を感じた。ひたむきな、ただまっすぐに見上げる視線を……。
> > 「勝手にしろ……」
> > それだけ告げて、俺は加奈の方に背を向けて、目を閉じた。
> > 背中が最後の壁だった。
> > 「迷うなよ……妹じゃないか……」
> > 決して越えてはいけない壁に、近づいているような錯覚を覚えた。このままでは、遠からず触れることになってしまう。触れれば、それを越えようとしてしまうかも知れない。
> > つー……。
> > 背中に感触があった。
> > 「……」
> > つい……つー……。
> > 指先が、背中に何か文字を描いている。
> > 「……」
> > すっ……つつつ……すー……。
> > 「……もう……寝ちゃった?」
> > 「……」
> > なぜか、返答できなかった。
> > 息を殺して、加奈の興味が過ぎ去るのを待つ。
> > 「……そっか」
> > 最後にもう一度、指先を走らせる。
> > それがどんな文字なのか、わかった。
> > 『女』……『子』……ひらがなの『き』。
> > 「おやすみなさい……お兄ちゃん……」
> > ぽす。
> > 枕に頭を静める音がして、それっきり加奈の悪戯はおさまった。
> > 俺はほっと息をつく。
> > 長時間の窒息から、解放されたかのような感覚があった。
> > 首を回して、背後をうかがう。
> > 「うぅん……」
> > ごろん。
> > 寝返り打った加奈の、白い細くキレイな首筋が見えた。
> > 思わず引き込まれる。
> > 繊細な肌に……唇を寄せる。
> > 「お兄ちゃん……」
> > 我に返った。
> > 俺は今……何を……?
> > 「くそっ」
> > 俺はベッドから逃げるように起き、一階に降りてシャワーを浴びた。肌を刺すような冷水シャワーを。
> > 水は火照った身体をよく冷やしてくれた。芯から。
> > 「加奈は……俺の妹……妹なのに……っ!」
> > そのまま、俺は一階のソファで眠った。
> 加奈は命がけでオナニーするので嫌い
命懸けの上に全裸かよ!
参考:2001/07/16(月)00時12分53秒
> 2001/07/16 (月) 00:12:53 ◆ ▼ ◇ [mirai]> 今は、隣の自分の部屋で寝ている。
> 加奈はまるで起爆剤のようだった。
> なんとなく家族全体が、加奈のことでピリピリしていた。気遣い、世話をし、ほんのわずかなことで動揺しそうだった。
> 俺もボロを出すまいと、早々に二階の自室にこもってしまった。
> 今夜は早く寝てしまうつもりだった。
> コンコン。
> 「……入っていい?」
> 「……ああ」
> 加奈はパジャマ姿だった。
> 「どうかしたのか? もう加奈的には就寝時間だろ」
> 「なんだか眠れなくて……」
> 「どこか苦しいのか?」
> 「……(ふるふる)。……そういうのじゃなくて……ちょっと寝付けなくて……」
> 「まあ、病院とは枕が違うからなあ。加奈には、あっちの方が慣れてるはずだからな」
> 加奈はこくんとうなずくと、とんでもないことを口走る。
> 「……一緒に寝て、いい?」
> 「……何だ、暗いのが怖いのか?」
> 子供の頃だろうか。加奈は怖がりで、夜、自分の部屋の暗闇が怖いと言っては、よく俺のベッドに潜り込んできた。
> 加奈がわずかに口をとがらせる。
> 「そんなんじゃないけど……」
> 肩を落とす加奈。そんな仕草も、どこか無邪気だ。それでも、加奈との距離を縮めることは避けたかった。俺は……自分に自信が持てない。「……とにかく、もう子供じゃないんだから」
> 「はぁい……」
> 加奈は背中を向けて、とぼとぼと歩いていく。俺は内心、ほっと息をついた。
> 「……電気、消すね」
> 「ああ……」
> 音もなく視界が闇に覆われる。
> 俺は布団の中に身をうずめた。
> ごそ……。
> ごそごそ……。
> 不審な物音と……そして気配。
> 「……ん?」
> 誰かが、俺の布団にもぐりこもうとしていた。
> 「こら……加奈だな!」
> 「あは……」
> 悪戯めいた調子で、くすくす笑いはじめる侵入者は……加奈の香りがした。
> 「駄目だって言っただろう!」
> 「もう……入っちゃった……」
> 声は俺の胸のあたりからした。
> どくん。
> 心臓の音が加奈に聞こえるはずはないだろうが、瞬間的に身を離した。
> 「あったかい……」
> 「加奈!」
> 「……駄目?」
> 暗くて見えるはずはないのだが、加奈の視線を感じた。ひたむきな、ただまっすぐに見上げる視線を……。
> 「勝手にしろ……」
> それだけ告げて、俺は加奈の方に背を向けて、目を閉じた。
> 背中が最後の壁だった。
> 「迷うなよ……妹じゃないか……」
> 決して越えてはいけない壁に、近づいているような錯覚を覚えた。このままでは、遠からず触れることになってしまう。触れれば、それを越えようとしてしまうかも知れない。
> つー……。
> 背中に感触があった。
> 「……」
> つい……つー……。
> 指先が、背中に何か文字を描いている。
> 「……」
> すっ……つつつ……すー……。
> 「……もう……寝ちゃった?」
> 「……」
> なぜか、返答できなかった。
> 息を殺して、加奈の興味が過ぎ去るのを待つ。
> 「……そっか」
> 最後にもう一度、指先を走らせる。
> それがどんな文字なのか、わかった。
> 『女』……『子』……ひらがなの『き』。
> 「おやすみなさい……お兄ちゃん……」
> ぽす。
> 枕に頭を静める音がして、それっきり加奈の悪戯はおさまった。
> 俺はほっと息をつく。
> 長時間の窒息から、解放されたかのような感覚があった。
> 首を回して、背後をうかがう。
> 「うぅん……」
> ごろん。
> 寝返り打った加奈の、白い細くキレイな首筋が見えた。
> 思わず引き込まれる。
> 繊細な肌に……唇を寄せる。
> 「お兄ちゃん……」
> 我に返った。
> 俺は今……何を……?
> 「くそっ」
> 俺はベッドから逃げるように起き、一階に降りてシャワーを浴びた。肌を刺すような冷水シャワーを。
> 水は火照った身体をよく冷やしてくれた。芯から。
> 「加奈は……俺の妹……妹なのに……っ!」
> そのまま、俺は一階のソファで眠った。
加奈は命がけでオナニーするので嫌い
参考:2001/07/16(月)00時09分24秒
2001/07/16 (月) 00:09:24 ◆ ▼ ◇ [mirai]今は、隣の自分の部屋で寝ている。
加奈はまるで起爆剤のようだった。
なんとなく家族全体が、加奈のことでピリピリしていた。気遣い、世話をし、ほんのわずかなことで動揺しそうだった。
俺もボロを出すまいと、早々に二階の自室にこもってしまった。
今夜は早く寝てしまうつもりだった。
コンコン。
「……入っていい?」
「……ああ」
加奈はパジャマ姿だった。
「どうかしたのか? もう加奈的には就寝時間だろ」
「なんだか眠れなくて……」
「どこか苦しいのか?」
「……(ふるふる)。……そういうのじゃなくて……ちょっと寝付けなくて……」
「まあ、病院とは枕が違うからなあ。加奈には、あっちの方が慣れてるはずだからな」
加奈はこくんとうなずくと、とんでもないことを口走る。
「……一緒に寝て、いい?」
「……何だ、暗いのが怖いのか?」
子供の頃だろうか。加奈は怖がりで、夜、自分の部屋の暗闇が怖いと言っては、よく俺のベッドに潜り込んできた。
加奈がわずかに口をとがらせる。
「そんなんじゃないけど……」
肩を落とす加奈。そんな仕草も、どこか無邪気だ。それでも、加奈との距離を縮めることは避けたかった。俺は……自分に自信が持てない。「……とにかく、もう子供じゃないんだから」
「はぁい……」
加奈は背中を向けて、とぼとぼと歩いていく。俺は内心、ほっと息をついた。
「……電気、消すね」
「ああ……」
音もなく視界が闇に覆われる。
俺は布団の中に身をうずめた。
ごそ……。
ごそごそ……。
不審な物音と……そして気配。
「……ん?」
誰かが、俺の布団にもぐりこもうとしていた。
「こら……加奈だな!」
「あは……」
悪戯めいた調子で、くすくす笑いはじめる侵入者は……加奈の香りがした。
「駄目だって言っただろう!」
「もう……入っちゃった……」
声は俺の胸のあたりからした。
どくん。
心臓の音が加奈に聞こえるはずはないだろうが、瞬間的に身を離した。
「あったかい……」
「加奈!」
「……駄目?」
暗くて見えるはずはないのだが、加奈の視線を感じた。ひたむきな、ただまっすぐに見上げる視線を……。
「勝手にしろ……」
それだけ告げて、俺は加奈の方に背を向けて、目を閉じた。
背中が最後の壁だった。
「迷うなよ……妹じゃないか……」
決して越えてはいけない壁に、近づいているような錯覚を覚えた。このままでは、遠からず触れることになってしまう。触れれば、それを越えようとしてしまうかも知れない。
つー……。
背中に感触があった。
「……」
つい……つー……。
指先が、背中に何か文字を描いている。
「……」
すっ……つつつ……すー……。
「……もう……寝ちゃった?」
「……」
なぜか、返答できなかった。
息を殺して、加奈の興味が過ぎ去るのを待つ。
「……そっか」
最後にもう一度、指先を走らせる。
それがどんな文字なのか、わかった。
『女』……『子』……ひらがなの『き』。
「おやすみなさい……お兄ちゃん……」
ぽす。
枕に頭を静める音がして、それっきり加奈の悪戯はおさまった。
俺はほっと息をつく。
長時間の窒息から、解放されたかのような感覚があった。
首を回して、背後をうかがう。
「うぅん……」
ごろん。
寝返り打った加奈の、白い細くキレイな首筋が見えた。
思わず引き込まれる。
繊細な肌に……唇を寄せる。
「お兄ちゃん……」
我に返った。
俺は今……何を……?
「くそっ」
俺はベッドから逃げるように起き、一階に降りてシャワーを浴びた。肌を刺すような冷水シャワーを。
水は火照った身体をよく冷やしてくれた。芯から。
「加奈は……俺の妹……妹なのに……っ!」
そのまま、俺は一階のソファで眠った。
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