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2017/11/17 (金) 20:55:18        [misao]
アニメにさほど興味がなかった私にはなぜだかわかりませんでしたが、エヴァンゲリオンは第一話放映前から漫研部員たちの注目の的でした。

そして内容も見事に期待を上回ったらしく、毎週木曜には部室に入るなり「エヴァ」という単語が聞こえる確率が激増。
それは興味がなかった私をして「見てみようかな?」と思わせる熱さと勢いを持った何かでした。

私がエヴァを見始めたのは「決戦、第3新東京市」からのような気がしますが定かではありません。しっかり夢中になり、
まわりの人々もみんな夢中になっている状況は、回を重ねるごとに全員をさらにヒートアップさせるばかりでした。

徐々に水曜の飲み会が恒例になる。つまり部室でエヴァを見て、上がったテンションそのままにエヴァの話をしながら居酒屋に向かいエヴァを肴に酒を飲む。
時には水曜の部室に酒を持ち込んでの飲み会になることもありました。真剣に観賞するため飲むのは放映後でしたが、
時計の針が18時30分を回ると残酷な天使のテーゼ大合唱の部室はしらふとは思えないものでした。

隣の映画研究会から「今録音してるんで」と苦情が入ったりもしました。FLY ME TO THE MOON が始まるあたりでコップに酒がつがれ、
次回予告を眺めながら最初の一杯。今週の内容や今後の展開を語り合う集会は、あの盛り上げ上手な次回予告とともに開始される。
わあわあ騒ぎながら酒を飲み、時折何の脈絡もなく「綾波ーっ!」という絶叫が上がる。

あんなに輝いていた場所が他にあるのか疑問ですが、不思議にも戻りたいとは全然思いません。

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