19世紀の小説の発展は個人主義の発展でもあるわけだけど ここになろう系の矛盾があると思うのね。 小説とは個人で楽しむ傾向が強い。でもそこにある題材は 異世界という異なる共同体へ参加することの賛美で いつまでも自分の世界に閉じこもるなよ、世界って広くて 仲間が必ずいるはずだぜっていう個人主義の否定なわけね。 ここになろう小説ファンの孤独を恐れながら孤独を望み 孤独に落ちる最大の心理矛盾があるわけよね。