2005/03/28 (月) 03:40:41 ◆ ▼ ◇ [qwerty]果てるともない長い時間、
もしかすると一瞬だったのかもしれないが、
向こうのほうに人影が有る、
誰だかなんて愚問だ、
レイ・・・・・
何時のまにか彼女は僕を膝枕した、空中で。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・母さんなんだね・・・・・」
「・・・・・・ちがうわ」
「じゃあ綾波は・・・・なんなの?」
「元はそうだったのかも知れない、でも今は違う」
「・・・・・じゃあ今の綾波は誰なの?」
「碇君を除くすべての人・・・・と言うべきかしら・・・」
「・・・・そうなんだ・・・なんで僕は綾波と別になっているの?」
「・・・アナタはアダムだから、私が貴方と別になってしまっているのよ・・・・」
「・・・・・・・・・・そういうことか・・・僕は・・・・・・僕は・・・・」
「そう、碇君、今あなたはアダムなの」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「補完が行われたとき、唯一の外部に存在するリリスはあなただったわ」
「・・・・・」
「そしてあなたはアダムの役を請け負うことになった」
「・・・・・」
「すべての人間は母なるわたしの元へ」
「そして僕の元に綾波も?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」