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2005/03/28 (月) 03:40:41        [qwerty]
果てるともない長い時間、


もしかすると一瞬だったのかもしれないが、

向こうのほうに人影が有る、

誰だかなんて愚問だ、


レイ・・・・・


何時のまにか彼女は僕を膝枕した、空中で。

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・母さんなんだね・・・・・」

「・・・・・・ちがうわ」

「じゃあ綾波は・・・・なんなの?」

「元はそうだったのかも知れない、でも今は違う」

「・・・・・じゃあ今の綾波は誰なの?」

「碇君を除くすべての人・・・・と言うべきかしら・・・」

「・・・・そうなんだ・・・なんで僕は綾波と別になっているの?」

「・・・アナタはアダムだから、私が貴方と別になってしまっているのよ・・・・」

「・・・・・・・・・・そういうことか・・・僕は・・・・・・僕は・・・・」

「そう、碇君、今あなたはアダムなの」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「補完が行われたとき、唯一の外部に存在するリリスはあなただったわ」

「・・・・・」

「そしてあなたはアダムの役を請け負うことになった」

「・・・・・」

「すべての人間は母なるわたしの元へ」

「そして僕の元に綾波も?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

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