http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%B7%E7%97%8D%E8%BB%8D%E4%BA%BA 傷痍軍人 大きな傷として腕や脚を失った傷痍軍人も多くいた。軽傷の者は復員後 故郷に晴れて戻ったが、体の一部を戦禍で失ったこれら元軍人は仕事に 就く訳にもいかず、その生涯を国立療養所やその後の国立病院機構の元で 過ごすこととなった。日々の生活はそこで送っていたものの、都会の 人通りが多い駅前や、地元の祭りや縁日にはその場に来て露天商が並ぶ 通りなどの通行人から金銭を貰い小遣いとした。これら外出の際の その帰途には好きな酒の一杯も飲んだであろう。白い患者服に軍帽の 衣装、松葉杖、ハーモニカやアコーディオンなどで哀愁のある軍歌や もの悲しい曲を演奏していたものである。このような光景は団塊の 世代からさらに一回り若い世代から上の年齢の者なら街で一度は 見かけていると考えてよい。