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2011/01/28 (金) 01:55:43        [qwerty]
最先端の医療をどこでも受けられる、教科書のデータ化やデータチップの埋め込みなど
現代科学の発達の先、いわば未来科学を見せてくれた。
それと対比したように、自給自足で補い、人が人の頭で考え行動する現代科学を見せてくれた。

便利であろう未来科学もこの作品では人々の統率のためアップデートと称した洗脳を見ることで
人が人でなくなるその瞬間を主人公に見せ、主人公に未来科学に疑問を突きつけた。
一方で、テロリーダーはデータはデータと割り切り、あくまで無機物な存在に捉えたが、
その扱いにデータ少女は少なくともやりきれないような感情をおぼえただろう。
データ少女は味覚を知りたがったり踊りを要求したり、その行動はまるで人のようであった。

黒服が血を流してグロテスクに死んだ、(間接的であるがデータ少女が飛び出したから打たれて死んだ)
ということにデータ少女は唖然とし、
また主人公はその現実に嘔吐したことで戦争や人殺しの残酷さを突きつけた。

未来科学と現代科学をヤマカンはどのように捉え、またどのように解決していくのか。
この先が全く読めない。非常に楽しみである。

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