先立つ不幸をお許し下さい。 先日からずっと死にたいと思っていました。 死ぬ前に誰かに何故死を選んだのか話そうと思ったのですが、 そんなことが出来るくらいなら死を選んだりしません。 (中略) さようなら 私は夢見ます。 死の1カ月後、もう1通の遺書が見つかっていた。尾崎さんの母絹枝さんの遺影の脇に置かれていた。繁美夫人と1人息子裕哉さんへの愛情を示し、惜別とも取れる言葉が記されていた。 私はただあなたを愛する名の神でありつづける。 皆の言うことをよく聞いて共に幸せになって下さい。