下へ
2013/01/28 (月) 16:54:50        [qwerty]
気候 [編集]
福島県は東西に広く、さらに海岸や山地の地形装飾を受け、
標高差も大きいため同じ県内であっても気候差は大きい。
浜通り地方 - 太平洋沿岸部は暖流(黒潮)の影響により夏は涼しく、
冬は暖かい顕著な海洋性気候である。夏から秋にかけて台風の影響を受けやすい。
特にいわき市の小名浜周辺は東北で最も温暖な地域であり(南関東平野部の気候に近い)、
降雪も東北では最も少ない。事実、小名浜の1月の平均気温は3.6℃と、
さいたまの3.5℃、佐倉(千葉県)の3.3℃、八王子(東京都)の3.1℃よりも高い。


阿武隈高地 - 標高が高い内陸性気候で、日照時間も多いために放射冷却が効きやすく、
氷点下 10 ℃ を下回ることも少なくないほど冬の寒さが厳しいが、
太平洋側気候のために積雪は少ない。夏季は冷害を受けることも多く冷涼である。
中通り地方 - 基本的に内陸性気候の特徴が混じった太平洋側気候であるが、
阿武隈川流域の西側は冬型の気圧配置が強まると日本海側気候の影響を受け降雪することが多く、
福島市の一部などが豪雪地帯に指定されている。
降水量は 1,100 - 1,400 mm と東北地方の中では少ないほうである。
全般に北へ行くほど標高が低くなるので、夏季、冬季ともに温暖になる。
したがって、年間を通じて福島盆地が最も気温が高く、
桜前線もその標高差により北部の福島盆地 (65 m) より始まり、
郡山盆地 (240 m) 、白河盆地 (360 m) と南下して行く。
夏の最高気温も最高気温の高い順に福島市、郡山市、白河市となる。
福島盆地は夏は酷暑となることが多く、冬は中通り地方の中でも最も降雪の多い地域であるが、
曇りの日が多いうえに、標高も最も低いため朝晩の冷え込みは最も弱い


会津地方 - 日本海側気候となり雪の多い地域となっており、
全域が豪雪地帯(半数以上が特別豪雪地帯)に属する。また寒さは福島県の中でも厳しく、
標高の高い地域は零下20度以下にまで下がることもあり、亜寒帯(冷帯)湿潤気候に属する。
会津盆地は東北地方の太平洋沿岸、内陸部に冷害をもたらすやませの影響を受けることも少なく、
フェーン現象により高温となることがある。只見川流域は日本屈指の豪雪地帯として知られ、
その雪解け水を利用した水力発電が盛んである。

上へ