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2006/02/13 (月) 22:10:05        [qwerty]
受刑者らの個人情報、ネット流出…鹿児島刑務所など


 受刑者らの個人情報や刑務所の内部文書が、インターネットを通じて流出していることが
13日、明らかになった。

 流出情報は数千件に上る可能性もあり、法務省は調査に乗り出した。

 同省矯正局によると、今月3日、内閣官房情報セキュリティーセンターからの連絡で判明し
たという。流出したのは鹿児島、滋賀各刑務所と福岡拘置所などの被収容者についての生年月
日、性別のほか、業務上の内部文書、受刑者が施設に処遇改善などを求めた文書などという。

 同局の調査では、各刑務所の職員がCD―ROMを使って職場の情報をやりとりしていたが、
情報を受け取った職員の個人パソコンが何らかの原因でコンピューターウイルスに感染し、情
報が流出したとみられる。同省では、この他にも複数の施設の職員が情報のやりとりを行って
いたと見て、流出した情報の内容や、流出経路などの調査を進めている。行刑施設の職員が、
被収容者の情報や、職場内の内部文書を施設外に持ち出すのは禁止されている。

 受刑者の個人情報を巡っては、鳥取刑務所で昨年5月、看守部長(今年1月に懲戒免職)が約
2000人分の氏名、刑期などが記録されたパソコン用の外部記憶媒体(USBメモリー)を盗
み出していたことが発覚。福岡刑務所でも、昨年5月ごろに看守の共用ノートパソコン1台を紛
失したことがわかっており、個人情報流出が懸念される不祥事があった。

(2006年2月13日21時23分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060213it16.htm

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