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2006/03/26 (日) 10:48:32        [qwerty]
コナミが突出しているのでコナミばかりが叩かれてはいるが、
ここ数年、いわゆる廉価版のリリースが活発になっている。
発売当初は6800円だったものが
半年もせずに2800円、下手すれば1800円になるのだから、
ショップ関連のサイトで叩かれるのも無理はなかろう。

が、天の邪鬼な私としては
ここで少しメーカーの肩を持ってみたい。
廉価版を明確にブランドとして位置づけたのはSCEである。
「Playstation The Best」と題して
売り上げの好調なタイトルを選んで低価格で再リリースし、
さらなる拡販を狙うというのは素晴らしい発想だったと思う。
「みんなのGOLF」や「ぼくのなつやすみ」
「ことばのパズル もじぴったん」など、廉価版の販売数が
通常版に迫る(もしくは超える)成績を残す物も出た。

しかし、数年前からあからさまに在庫処分と思われる、
セールス的に苦戦したタイトルがラインナップに上るようになってきた。
売れなければ早めに見切るという、
ショップが行ってきた販売方式をメーカーが行うようになってきたのだ。

コナミの廉価版のリリースは確かに早くなってきている。
それは私も感じてはいるが、その事を指摘(非難)して良いのは
正規の料金で新品を購入したユーザーと、
中古ソフトを一切扱っていないショップのみだと思う。
メーカーが廉価版のリリースを早めるのは、
市場の中古価格より下回る価格でなければ意味がないからではないか。
中古訴訟に破れたメーカーが、相場以下の価格で
新品を再投入するのは自衛手段としては妥当な戦略だ。
中古販売を止めてくれと頼んでも「合法」を盾に押し切るというなら、
廉価版発売も立派に「合法」である。何の問題もない。

ショップの人間からは
「正規料金で買ったお客様に申し訳ない」という声も出ているが、
それはどう考えても御為倒しであろう。
廉価版のリリースが早まることがお客様に申し訳ないなら、
発売から3ヶ月も待たずに半値に下がる商品についてはどうだというのか。
申し訳なくはないのか。
値崩れした商品も廉価版も、客からすれば同じである。
(廉価版を嫌うユーザーもいるにはいるが少数だ)
安い方が良いに越した事はない。
発売から3ヶ月で1800円で再リリースされる「コントラ」と
発売から3ヶ月で2000円台まで値崩れした「テイルズ・オブ・リバース」、
しかし叩かれるのは「コントラ」のみ。
新品の薄利を利益率の高い中古で補っているショップからすれば、
中古の利益すら奪いかねない価格設定での廉価版のリリースに
腹を立てる気持ちも分からないではないが、
ならば中古市場がメーカーの利益を損なっていることにも
目を向けるべきだろう。
(中古を止めろと言っているわけではない。念のため)
廉価版による金額調整ぐらい、
痛み分けとして受け入れても良いではないか。

正規の料金で購入したユーザーについては、
御愁傷様としか言い様がない。
私も同じ経験は何度もあるし、確かに悔しい。
iPodの5Gが5万したのもそんなに昔の話ではないし、
我が家のHDDレコーダーも、購入時の金額をかければ
今ならHDDの容量を倍にしてもお釣りが来る。
しかし、AV機器にしろDVDにしろゲームにしろ、
結局は買った時はその値段で構わないと思って購入したのだからと
自分に言い聞かせて諦めるしかないと思う。

いや、諦めきれないことがあるのは承知の上だ。
事実私も、、、う。

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