ミサへ この手紙をもって僕の神としての最後の仕事とする。 まず、僕の状況を理解してもらうために、松田に会ってもらいたい。 以下に、新世界についての愚見を述べる。 新世界を作る際、第一に悪人を殺さなければいけないという考えは今も変わらない。 しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、デスノートで裁きを行っていた人間が悪なのかもしれない。 ニアを殺すには、本名が必要となるが、君に伝えられないのが残念である。 やはり新世界の創造は、ミサの手にかかっている。 僕は、君が僕の夢を成し遂げる数少ない人間であると信じている。 能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 君には新世界の創造に挑んでもらいたい。 遠くない未来に、悪人がこの世からなくなることを信じている。 ひいては、僕の思想を新世界の創造に役立てて欲しい。 我は神なり。 なお、自らの手で新世界を創造できず、死すことを心より恥じる。 夜神月