「ゲーム脳の恐怖」の著書で知られる森昭雄・日大教授(脳神経科学)は高見運 転士の行動をこう分析する。 高見運転士は過去3回も乗務員として重大なミスを犯しながら、自身で再発防止が できておらず、注意力が散漫な印象を受ける。伊丹駅でのオーバーラン後、指令の 呼び出しに応答がなかったのも、故意であるとすれば、大事な場面で倫理的な行動 がとれず、キレやすいというのはゲーム脳の特徴とよく似ているともいえる。JR 西日本は運転士が普段どのようなゲームで遊んでいたか情報を開示するなど、徹底 検証が必要ではないか