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2005/05/10 (火) 01:38:15        [qwerty]
イラクで日本人拘束か 武装勢力が犯行声明

2005年05月10日01時29分

 イラクのイスラム教スンニ派の武装勢力「アンサール・アルスンナ」が9
日、イラク西部アンソールで日本人を拘束したとする犯行声明をインターネッ
トのサイトで出した。声明によると拘束したとされる日本人の名前は「さいと
う・あきひこ」とされている。銃撃の末、武装勢力に拘束され、重傷を負って
いるという。

 ウェブサイトによると、旅券は96年9月に発行された。61年1月生まれ
とされ、44歳と見られる。米軍基地から出てくる車数台を見張っていた。待
ち伏せ地点に車列がさしかかった所で交戦した。相手はイラク人12人と外国
人5人だった。戦闘の末、全員を拘束し、16人を殺害した。残った1人を拘
束している。

 ウェブサイト上には、「さいとう」さんの旅券と身分証明書が映された。そ
こには英語で「バスラ・エアステーション」「アクセス・オンリー・2・オペ
レーショナル・エリア」などと記されている。

 イラク戦争後に現地で日本人が巻き込まれた事件としては、03年11月に
外務省の奥克彦参事官(当時)らが乗った車が銃撃され、殺害された。04年
4月にはファルージャ西方でNGO活動家の高遠菜穂子さんら3人、同年4月
には、バグダッド西方でフリージャーナリストの安田純平さんらがそれぞれ武
装グループに拉致されたが、後に解放された。

 同年5月には、フリージャーナリストの橋田信介さんら2人が殺害された。
10月には旅行者香田証生さんが人質に取られ、殺害された。 

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