自己複製を行うロボットの新型が発表 [ロンドン 23日 ロイター] ニューヨーク州イサカにあるコーネル大学の科学者、自分のコピーを組み立てる小型ロボットを開発した。 これは2年前に発表された同系統のロボットを、更に進化させたもの。 各ロボットには、複製を統御するコンピュータ・プログラムが組み込まれており、 機械的にはまったく同一の1辺6センチの立方体で構成され、それぞれを電磁石でくっつけたり、離したりしている。 11日発売された科学誌「ネイチャー」に掲載されたホッド・リプソン氏の論文には 「われわれが開発したロボットは生物の自己複製と比較すれば単純なものだが、 機械的な自己複製は可能であることと、 自己複製が生物学に固有なものではないことを示している」と書かれている。 リプトン氏は 「4モジュールのロボットは《供給所》から立方体を持ち上げ、組み立てることで、 約1分半で自己のレプリカを組み上げます。 当然の事ながら、学習能力を持ち、自律的な行動を行います。」と説明した。