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2005/06/06 (月) 00:35:04        [qwerty]
稚児とは衆道(男色)の愛人のことだ。土佐では、とんとという。
土佐、薩摩などという南国の武士は、なおこうした戦国の悪風を残していて、
若侍のあいだでは衆道が日常茶飯のことになっている。
稚児をとられて刃物沙汰になることが多い。土佐の若侍の唄にある。
 おらが稚児(とんと)に触れなば触れよ
  腰の朱鞘はだてには差さぬ
まったくこまった蛮風だが、この悪習はほんのニ、三十年前まで土佐に残っていて、
この唄などは、高知の海南学校(旧制中学)では校歌のようにして唄われていたそうだ。

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