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2007/12/16 (日) 22:05:45        [qwerty]
先生「なにか買い物に行って、遺伝子組み換えの食品と遺伝子組み換え非使用の食品があったら、
   どちらを買いますか」
某タレント「作物だからといって、遺伝子を意図的に変えたら、人間の遺伝子にも影響がありそう。
      だから、非組み換え品を買いますね」
先生「遺伝子組み換えの食品を食べるとことだけを考えるのであれば、実は、かえって通常の食品
   よりも安全かもしれないのです」
某タレント「有り得ない。それだけは無いでしょ。誤解そのものでしょ」
先生「いや、遺伝子組み換え食品は、いわば新たに作られたものなので、安全性審査というものを
   受けなければならないという規則になっています。この審査は結構厳しくて、その食品でア
   レルギーを起こす可能性があるか、なども検査されています」
某タレント「他の食品だって、すでに話に出てきたアフラトキシンみたいに審査がされているのだ
      から」
先生「それは誤解です。農作物の大部分は、安全性審査は全く行われないで流通しているのです。
   確かに、長い間食べ続けて安全だと思われるものも多いのですが、ある農業の専門家は、菜
   種油は決して買わないと言っています。それは、もともと菜種油は食用ではなかったのだけど、
   植物油の需要が増えたときに食用に使ってみて、余り問題が無かったからということで、それ
   以来使われているとか」
某タレント「そんなにいい加減なのか」
先生「しかも、従来の作物であっても、遺伝子組み換えは行われているのです。ライ小麦という穀物
   は、ライ麦と小麦の人工的掛け合わせで作られたので、全く新しい品種。ところが、この穀物
   の安全性審査は行われていない。このような新種の場合、アレルギーを起こすたんぱく質が含
   まれている場合なども実際起きていて、そんな場合でも、指摘されるまでは誰も安全性を評価
   しないのが普通とか」
某タレント「そんな無責任な」
先生「という意味から言えば、安全な食物を食べられているということは、奇跡に近いこと。遺伝子
   組み換え食品は、安全性審査が行われているので、例外的に安全な食物だと言えるでしょう」

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