例えば君が、道を歩いていたとする。 君の歩く先には一人の幼女がうずくまっていたとする。 そこで君は一体どうしたんだろうかと、幼女を心配する。 迷子になったのか、何かを落としてしまったのか、それは分からない。 君は、いよいよ幼女のことが他人事ではなくなる。 幸い、道路には幼女と君以外は見あたらないから、君は幼女に近づいて声を掛けてみる。 そして君は、その幼女のあまりの美しさに掛ける言葉を一瞬失ってしまう。 幼女の透き通るような白い肌と薄い唇、丸みを帯びた鼻と 今は涙に濡れた長いまつげとその奥の大きな黒い瞳に、君の目は釘付けになる。 そして君は思う。 この幼女を自分だけのものに出来たら、どんなに素晴らしいだろうか…。