2000/02/29 (火) 08:39:11 ▼ ◇ [mirai] 「膣の仕組み」
膣の中がどのようなしくみになっているのか、普段どのようになっているのか
そう疑問をもたれる男性のために、ここに膣について少しお話したいと思います。
わからない事や疑問がありましたら、「何でも掲示板」に書き込んで下さい。
膣粘膜は重層扁平上皮(へんへいじょうひ)という組織からなりたっています。
ひの組織には分泌線が無いので膣分泌物はありません。
ではなぜ膣の中が潤ったり、おりものが出たりするのでしょう。
「膣・内部」
膣の内部は、膣上皮からの漏出液、子宮頸管部の分泌液、
それに膣壁の剥離上皮細胞、白血球などが混在してなりたっています。
「おりもの」
上記のようなものが混ざり合いできているため、
おりものは、健康な女性でも白色、
透明、または、牛乳のようなおりものが出ます。
「おりもの」とは、女性が感じている時に出るもの、
また普段殺菌のため出ているものを現す表現です。
「膣の保護」
女性の膣の中にはデーテルライン桿菌といって乳酸菌の一種が存在し、
膣上皮細胞内のグリコーゲンを使って乳酸をつくりだしています。
そのため、膣の中は、常に乳酸の酸性に保たれています。
この事は、膣内に外界から殺菌が入ってきた場合、
膣内での菌の繁殖を防ぐやくわりをもちます。
これを膣の自浄作用(じじょうさよう)といいます。
この自浄作用は下記のような事で弱まってしまいます。
1・会陰の裂傷などで、外から膣に菌が進入した場合。
2・過度にビデなどで膣内を洗浄した場合。
3・膣内にタンポンなどの異物を進入させた場合。
その他、数多くげ原因はありますが、
なんにしろ、女性の陰部に触れる時は清潔な手で触れるようにしましょう。
もちろん下半身も愛し合う前には入念に洗うことがマナーといえるでしょう。
間違っても、女性の膣内を石鹸などで洗おうなんて事はしないで下さい。
膣内は殺菌の進入を防ぐため酸性に保たれています。
この酸性に保たれている膣内のバランスを崩すと、
膣内で菌が繁殖し、女性は性病になる危険性があります。
<さて、どんな性病になるのでしょう?>
「外陰炎」
外陰部の皮膚は、他の体の皮膚と同様に、健康な状態であれば、
感染に対する抵抗は強く簡単に炎症は起こりません。
しかし、相互にマサツされたり、排尿・排便時の不潔、
粗暴なセックスによる微細な傷、
また、月経時の血液付着とナプキンの刺激など、
外的刺激を受けやすい部分でもあります。
その他、 「カンジタ」「トリコモナス」と各種性病は
不潔にしていたり体が弱っていたりする貴方のすぐ側に潜んでいます。