「………」 「………」
「………」
「ほら、はぁーーっ、てしてよ」
「………」
「浩平、ほら、はぁーーって」
「………」
はぁーーーっ…
オレは白い息を吐いた。
「ね、ずいぶんと白くなってるでしょ」
「………」
「…あぁ」
「わたしはね…浩平のそばに居たいよ」
「…あぁ」
「…オレもだ」
「でも浩平が別れたいんだったら、それもいいと思う
よ」
「…あぁ」
「でもまた…やり直せるよね」
「………」
「わたしは…浩平でないとダメなんだ」