2000/03/05 (日) 04:26:29      [mirai]
心の拒みに反して乳首に伸びてゆく指。 
彼女自身の意思に反しそれが触れたその瞬間、 
「んくっ!」 
名雪の全身に電撃が疾る。 
「ゆう、いち………」 
もうダメ。 
祐一に植え付けられた快感の残滓を、名雪は拒み続けることはできなかった。 
「ん……ん……っく……ぐ……」 
心が衝動に屈服したと同時に、指が乳房を這い回る。 
乳首を摘み、こね回し、引っ掻き、乳房を優しく揉みしだく。 
「はっ……はぁ……は…っ……は…ぁ……」 
毛布の中で乳房乳首を自ら慰める名雪。その息もその身体も、火が点いたように熱くなる。 
「…………んっ!」 
バサッ! 
火照った身体に毛布は要らない。 
自らを纏っていた毛布を投げ捨てる名雪。暗闇にその裸身が淡く映える。 
「ん……んんっ……!」 
まるで他人の意志のように、乳房からツーッと下に降りてゆく名雪の指。 
臍、下腹部を経由し、淡い叢をも越え、女の命の部分に指が――