のび太とドラえもんに別れの時が訪れます。 それは、なんともあっさりと.。 のび太はいつものように、宿題をせずに学校で叱られたり、 はたまたジャイアンにいじめられたり、時にはスネ夫の自慢話を聞かされたり 未来のお嫁さんであるはずのしずかちゃんが出来杉との約束を優先してしまう などなど、とまあ小学生にとってはそれがすべての世界であり、 一番パターン化されてますが、ママに叱られたのかもしれません。 とにかく、いつものように、あの雲が青い空に浮かんでいた 天気のいい日であることは 間違いないことでしょう。 そんないつもの風景で、ドラえもんが動かなくなっていた...。 当然、のび太にはその理由は分かりません。喋りかけたり、叩いたり、 蹴ったりしっぽを引っ張ってみたりもしたでしょう。 なんの反応も示さないドラえもんを見てのび太はだんだん 不安になってしまいます。付き合いも長く、そして固いきずなで 結ばれている彼ら、そしてのび太には動かなくなったドラえもんがどういう 状態にあるのか、小学生ながらに理解するのです。