香港　１０日　ロイター］ソフトバンク<9984.T>の北尾吉孝常務は、香港で
の新事業に関する記者会見で、ライバルの光通信<9435.T>や香港のパシフィ
ック・センチュリー・サイバーワークス（ＰＣＣＷ）<1186.HK>を”口撃”
し、両社との提携はありえない、との見解を示した。 
　同常務は、光通信社長でソフトバンクの社外取締役を務める重田康光氏につ
いて、「彼は、基本的にソフトバンクがやっていることをすべて真似している。
特に（ソフトバンクの）取締役になってからはそうだ。彼のやっていることは
気に入らない」と批判した。 
　さらに同常務は、あっけにとられる報道陣を前に、「重田氏に、取締役の退
任を強く求める」と言い放った。 　北尾常務はまた、先に香港のケーブル・
アンド・ワイヤレスＨＫＴ（Ｃ＆Ｗ・ＨＫＴ）<0008.HK>との合併で合意し、
光通信との関係も深いＰＣＣＷのリチャード・リー（李沢楷）会長について
も、「私見では、彼は、自分の金もうけのためだけに仕事をしている。金も
うけは、私もしたいが、われわれにとってより重要なのは、社会に貢献する
ことだ」と述べた。 　同常務はさらに、「私のスタイルは、リチャード・
リー氏とは完全に異なる。彼と協力したり、将来提携することはないだろう」
と断言した。

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非情、トカゲの尻尾切り