他人のＩＤでネットに接続　岐阜の３４歳無職逮捕  
 
 　他人のユーザーＩＤとパスワードを使って無断でインターネットに接続したとして、
千葉県警ハイテク犯罪対策室などは、岐阜県下呂町湯之島、無職小林秀樹容疑者（３４）
を不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕したと１６日、発表した。同法が２月１３日に施行
されて以来、摘発は全国で初めて。
　調べでは、小林容疑者は今月５日から７日にかけ、福島県の男性（３２）のＩＤとパス
ワードを使い、男性が契約する東京都内のプロバイダー（接続業者）に３回、無断で接続
した疑い。

　小林容疑者は、自ら接続していたほか、インターネット上に他人のＩＤとパスワードを
売るホームページを開き、１件５０００―３万円で売買していた。電子メールで注文を受
け、架空名義の銀行口座に料金を振り込ませていたという。県警の捜査員がインターネッ
ト上を巡視していて、このＨＰを発見した。

　小林容疑者は福島の男性と面識はなく、県警はどのようにパスワードなどを入手したの
か調べている。

　県警は、ホームページでパスワードを売る行為も同法の不正アクセスの助長容疑にあた
るとみて、捜査している。(00:12) 
 
http://iij.asahi.com/0316/news/national16037.html