米ラムバス：セガ「ドリキャス」差し止め請求－日立製半導体特許侵害

東京 ３月24日（ブルームバーグ）：米ラムバス社は23日（米国現地時間）、
セガ・エンタープライゼスのゲーム機「ドリームキャスト（ドリキャス）」の
米国への輸入と販売の差し止めなどを求めて、米国際貿易委員会（ＩＴＣ）に
提訴した。同ゲーム機に内蔵されている日立製作所製の半導体が、ラムバス社
の特許を侵害しているという内容。セガでは、「今後の対応は日立と協議する」
（広報企画室の梅村宗宏氏）としている。

ラムバスは１月18日に、日立がＣＰＵ（中央演算処理装置）やＤＲＡＭ（記憶
保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー）に関する特許を侵害してい
るとして、デラウェア州連邦地裁に対して提訴している。
今回は日立と同社米現地法人に加えて、セガと同社米現地法人の計４社を提訴
した。
セガは、日本でのドリキャス販売不振のため、２月28日に2000年３月期の連結
純損失を当初予想の198億円から449億円に下方修正している。