2000/04/07 (金) 22:16:50      [mirai]
今現在生きていることの動機が性欲や金銭欲、名誉欲などのいわゆる
           煩悩と呼ばれているものだとしたらむなしくなりませんか。たとえば
           今僕が死んでしまったら金なんかいくら持ってようが無意味だし、こ
           れから首相にでもなってイスラムとユダヤの歴史的な和解の仲介とか
           をして世界史に名前を刻んだとしても、あと数十億年とかたてば人類
           なんか滅んでいるかもしれません。そうしたら名前を残したところで
           何の意味もありません。このような疑問というか思想に明確に答えら
           れるような哲学が生まれたとしても人類が滅んでしまったらその智慧
           もムダというか無意味になってしまいます。5・6年くらい前だった
           かと思うのですが肉体はDNAの乗り物にすぎないというようなこと
           がさかんにいわれていました。いまになってみてあらためてその考え
           には共感をおぼえます。だからといって、じゃあこれから厭世的に生
           きればとかいわれたらそれもいやです。SEXもバリバリやりたいし
           他人の人生をかえるくらいの金も欲しいし、とりあえず3代先くらい
           にお札に印刷されるくらいの人生を歩みたいと思うのです。話がそれ
           ましたが体がDNAの殻だとしても、なにゆえに有機物は意思を持っ
           たのでしょうか。これから人類が何らかの方法で種としての延命に成
           功し地球のような環境の若い星に移住したとします。なぜそこまで生
           き延びようとするのですか。あらゆる手段で延命をはかったとしても
           宇宙が滅してしまったら、もう、無です。すべてが無意味です。ひた
           すらに自らを伝えることが有機体に課せられた運めだとしたらあまり
           にも悲しいです。こういうことを考えても答えが出ないのですが、ど
           う思いますか。神様うんぬんというのは論外です。