13日投開票の韓国総選挙で、市民団体が
展開した「落選運動」は、対象となった86人
の候補者のうち、7割近い59人を国会から
「退場」させた。古い政治を打破しようという
初めての試みが、有権者の投票行動にかな
りの影響を与えたことを示した。
落選した対象候補を政党別に見ると、与党
の民主党が16人中12人、ハンナラ党が28
人中9人、自民連が18人中17人、民主国民
党が8人中7人など。地域別では、首都圏で
20人中19人が落選した一方、ハンナラ党の
支持基盤慶尚道では35人中16人にとどま
った。
86人のうち、「接戦区で効果が大きい」とし
て重点対象とされた22人中、15人が落ち
た。
有力な政治家では、ソウル中心部で、元国
家情報院長の李鍾賛氏(民主党)が接戦の
末、ハンナラ党候補に敗れた。慶尚北道では
元韓日議員連盟会長の金潤煥氏(民主国民
党)が落選した。(22:53)