ターゲットは絞った。 俺の手には小型ナイフが隠されている。 満員電車が到着すると、すっとターゲットの背後についた。 そしてそのままぴったり体を付け電車に乗り込んだ。 手元の視界が完全に塞がれていることを確認し ターゲットの腰にナイフを当て大きな揺れを待った。 時は満ちた。 タイミングをはかり、俺はグッと手に力を込めた。 ナイフを隠し、出来栄えを確認・・・成功だ。 今は何もおきないが、やがてターゲットのスカートは するすると落ちていくだろう。 腰に手を当て、顔を紅潮させる女子高生が見える。