便秘の治療としては繊維性食品(いも,野菜,果物),良質の脂肪を多くとり, 水分摂取を多くするとよい。早朝の冷水,牛乳も胃‐大腸反射を促して排便を 起こさせる。毎日時間を決め,便意がなくても便所に行き排便を試みることが たいせつである。腹筋を強くする体操,マッサージなど体力をつけることも役 立つ。ストレスを避け,食事療法,運動等の理学療法で規則正しい排便に導く ことが望ましい。強度の糞詰りには高圧浣腸,指を使用しての摘便が行われて いる。(平凡社世界大百科事典より)