>  2000/05/14 (日) 00:53:18      [mirai]
> > なんとなくやおいで検索していたら、ICQ友達(女子中学生)が
> > 小説を投稿していたよ(゜Д゚)
> No公開ヽ(´ー`)ノ

「……ホンマにお前の髪、ええ匂いやな……」
ベッドの上に流れる光一の髪に触れながら剛がうっとりと囁いた。
その言葉に閉じられていた光一の瞼が開く。
「あんまりそう云うことを云うなや。特にコンサートのMCでは云わんといてや
めっちゃ恥ずかしかってんで」
揺れる瞳が剛を見上げた。
「そんな事云われても、ホンマにええ匂いやったから、思わず云ってもうた」
「めっちゃ恥ずかしいって」
「ええやん、云うてもうたし、みんなも喜んどったし」
「……恥ずかし…」
真っ赤になってベッドの中に潜り込んでしまう光一。
そんな光一を見つめながら悪戯っぽく剛が付け足して云う。
「ホンマわな、髪だけやなくて他もめっちゃええ匂いやし、綺麗なんやでって
云いたかったんやけど、さすがにそれ云うのは不味い思うて云わんかったけどな」
「当たり前や、あほぅ」
ベッドの中から顔を出さずに怒鳴り返す光一。
ニッコリ微笑むと剛は毛布の上から光一の身体を抱きしめた。
「光ちゃん、好きやで」



参考:2000/05/14(日)00時43分47秒