仕事をしても本を読んでもどう紛らわせても心に張りついて離れない。 泣きながら、眠る。 そのうちなにが悲しくて泣いているのかさえあやふやになるのだが、 自分が泣いていることそれ自体が俺はきっと悲しい。 憂鬱は、さらに加速する。 クスリ。クスリが切実に欲しい。 泣かなくて済むクスリが。 いまこの瞬間に命が絶えてもなんら問題はないのではないかと思いな がら眠りについても、目覚めればそこには現実のみがある。