> ( )だけは許せねえ 俺は忘年会とかイベントとかが嫌いだ。 知らない人間の束、ただの喧噪として完全無視するには半端に存在感 のある人間たちがひしめいていて胸が苦しくなる。 そして半端に存在感を表している自分にも、嫌気が差して消えてしまい たくなる。 だが東京の雑踏は好きだ。 人間たちがただ記号としてそこに存在している。 雑踏の中で溺れる寸前息をする、その瞬間にこそ、生きている実感が湧く というもの。 学校もそれに似ている。 クラスメイトのほとんどは見知った人間というより記号だった。 彼らにとっても俺はただの記号だった。 参考:2000/05/19(金)23時55分43秒